人材の市場価値は『ハート』で決まる。 ミドルの転職で重視される人間性のポイントとは?

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こんにちは。編集長の岡田です。

35歳転職限界説が崩壊、知識や経験のあるミドルは、今や「モテ人材」。

ミドルであれば、誰でも転職できるのでしょうか。
残念ながら、それは違います。転職できる人には、特徴があります。

ミドルの転職に参加していただいているコンサルタント123名に「ミドル人材の市場価値の磨き方」を伺いました。

テクニカルスキルより大事な『ハート』=『人間性』

Q:ミドル人材の市場価値の高さを判断する際に一番重視しているポイントを教えてください

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ミドルの市場価値の判断で、最も重視しているポイントをコンサルタントに聞いたところ、「人間性」が41%と、「スキル」や「仕事の成果」を抑えて1位という結果に。

テクニカルスキルは、学習成果がわかりやすく、「スキルアップ」の視点では、目が行きがちですよね。

もちろん「テクニカルスキル」や「専門性」も大事ですが、それよりも『人間性』が重要だと、コンサルタントの方々は考えているようです。

その『人間性』について、コンサルタントは、以下のように答えてくれています。

組織の中で働くので、どれだけ周囲から賛同してもらい、巻き込んで仕事ができるかが中間管理職世代として重要。
人間性のある人は他人の気持ちを大切にする人で、自利利他の精神が旺盛の人です。その様な人は周囲がほって置かないし協力してくれます。成果主義が見直され、正統派の人材育成が求められます。
では、その『人間性』を知る上で大事なポイントは、何なのでしょうか。

『人間性』で重視すべき5つのポイント

Q:ミドル人材の市場価値の高さを判断する際に『人間性』で重視しているポイントは何ですか?

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人間性についての重視すべきポイントを伺ったところ、TOP5は以下のような結果に。

1位:変化への適応力
2位:立てた目標に達する達成意欲
3位:業務に対する目的意識
4位:業務に対する自己責任性
5位:他者の意見を受け入れる謙虚さ

35歳以上になるとおごり高ぶる方が多く見受けられる。転職先で新しい自分になれる期待値も含めて、柔軟性が高い方が成約する可能性が高い。
待遇や役職にこだわりすぎる方が非常に多く、自分の実力を過大評価している。どんな環境でもやり遂げられる人間性であれば、市場価値が高いと判断している。
経験のあるミドルだからこそ、「謙虚にして奢らず」が大事。

若手の頃は、謙虚に努力をしていたけれど。知らず知らずのうちに慢心して驕り高ぶっていた・・・。なんてこと、ありませんか?

「人間性」=「ヒューマンスキル」=「ハイ・タッチ」

『人間性』をより深く理解するために、2つの資料をあたってみましょう。

ひとつ目は、ハーバード大学の教授、ロバート・カッツが1955年に発表した、管理職に求められるスキルを整理したフレームワークです。

カッツは、管理者に必要なスキルを以下3つに区分しました。

1.テクニカルスキル(業務遂行能力)
2.ヒューマンスキル(対人関係能力)
3.コンセプチュアルスキル(概念化能力)

このヒューマンスキル(対人関係能力)にあたるのが人間性です。

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カッツは上図のとおり、職位が上がれば上がるほどテクニカルスキルの重要性は薄れます。一方、ヒューマンスキルは階層が上がっても、変わらず重要なスキルであると説明しています。

なぜでしょう。

管理職に大事なのは、事業や会社自体を俯瞰して捉え、物事の本質を捉えることです。

そこから生み出された戦略や打ち手を、部下を上手く動機付けながら、積極的な行動になるように促していく。企業は、そのヒューマンスキルを「ミドルの管理職」に求められているのです。

ヒューマンスキルに内包されるのは、リーダーシップや調整力など。ミドルにとっては、これらスキルを有している事が評価される事に繋がります。

ふたつ目は、2006年に出版された『ハイ・コンセプト -新しいことを考えだす人の時代-』(ダニエル・ピンク著)です。

この書籍の中で象徴的な自分への問いかけがあります。

1.他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか?
2.コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか?
3.自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか?

ギクッっとする質問・・・。ダニエル・ピンクは以下のように説明します。

1と2の答えがイエス、あるいは、3の答えがノーだとしたら、あなたが抱える問題は深刻。新しい時代を動かしていく力は、これまでとは違った新しい思考やアプローチであり、 そこで重要になるのが「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」である。
ここで述べられている「ハイ・タッチ」が『人間性』です。

「ハイ・タッチ」…他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力。

ロバート・カッツさんもダニエル・ピンクさんも言っていることは同じ。

『人間性』は、面接などで伝えづらいものかも知れません。

しかし、これらの言語化しにくいスキルを言語化して語れるか否かが「モテるミドル」になれるかどうかの境界線。転職のしやすさ、ひいてはその後の活躍に差がでます。

ご自身の『人間性』を見つめなおす時間、一度設けてみませんか。

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